瀬戸内国際芸術祭 in 直島

瀬戸内海に浮かぶ香川県の島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭。
2013年に開催された年は、107万人以上の来場者数があったそうです。
その香川県の一大イベントでもある瀬戸内国際芸術祭が、2016年の今年開催されます。
直島 瀬戸内国際芸術祭
3年前に開催された芸術祭では、縁があって直島での芸術祭に
大木獅子組として参加することができました。
こえび隊の皆さま、その節は本当にお世話になりました。
■瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊
直島で開催される芸術祭は、祭りがテーマ。
祭りが大好きな僕にとっても、大興奮のテーマでしたので
ご依頼を受けた時は、ワクワク度が半端なかったです(笑)
しかも個人的には、初の直島でしたので
いったいどのような会場になっているのか楽しみでしたshine
当日は、天気が悪く小雨が降る中の移動でしたが
直島へ着くと、島は芸術祭一色。
直島 瀬戸内国際芸術祭
獅子舞本番までは少し時間もあったので
島を散策をして神社を見つけたりと楽しんでいました。
直島 瀬戸内国際芸術祭
雨模様ではありましたが、沢山の人が島を訪れていたので
色んな方言や英語も聞こえてきたりと
同じ香川県でいながら、芸術祭一色となっていた島の雰囲気と相まって
ちょっとした不思議な空間に入り込んだような気分を味わうことができました。
直島 瀬戸内国際芸術祭
そして、とうとう本番sign03
道具や獅子頭を出して準備をしていると、、、、
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭
ちょっとした記念撮影会が始まりました(笑)
外国人の方にも受けがよかったので
何か嬉しい気持ちにもなり、本番前にちょっとした高揚感で臨むことができましたconfident
そして獅子舞を披露。
ただ想像もしていなかったぐらいのカメラマンの人数と
大きなカメラを持った取材陣に囲まれながらの披露となりましたので、、、
すごく緊張しちゃいました(笑)
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭
あとで撮っていた動画を見たのですが
リズムが早いこと早いことcoldsweats01
ちょっと反省crying
と、当時動画を見た時は思いました(笑)
といっても、それがわかるのは身内だけかな?
そのような場で披露できたことだけでもよかったと思おう!!
といい聞かせてもみたり(笑)
そんなこんなで楽しめた直島での芸術祭でしたが
今年の、瀬戸内国際芸術祭のホームページを見ていると
地域文化の独自性発信の1つとして、「獅子舞」という言葉がeye
■瀬戸内国際芸術祭2016
どのように、香川県の獅子舞が芸術祭とコラボをするのかはまだわかりませんが
また今後開催される芸術祭に、再び大木獅子組もご依頼があることを願って
今年の芸術祭を見に行こうと思いますhappy01
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭

女性の振り手

写真活動の傍ら、各地の祭りへ訪れていますが、数年前から女性の担い手が増えてきているなと実感していました。

この1,2年でさらに感じてきてることは、獅子の振り手に女性が増えてきているということです。

地元の葛原でもそうですが、10年以上前までは、女性が祭りに参加することができませんでした。
担い手不足なども相まって、女性も参加できるようになり、今ではそれが当たり前となっています。

僕が太鼓打ちとして参加してた頃、当時、姉が

「なんで私も参加できないん?」

と、父親にいっていたのが思い出されます。

今でも祭りの時期になると、県外へ出ている姉は実家に帰ろうと模索するようです(笑)
生まれた息子にも、大木獅子組のTシャツを着さしたいと言っているので、それを聞いていると、よほどの祭り好きなんだなと、身内ながらあらためて思います(笑)

時代が違ってたら、姉も参加できてたんでしょうけど、たぶん姉のように祭り好きだった女性は、昔からたくさんいたように思えます。

と、話が少し逸れましたが

 

善通寺市立筆岡公民館まつり

 

2、3年前から、善通寺市の筆岡小学校で行われている「筆岡公民館まつり」へ撮影も兼ねて獅子舞を見に行っています。

昨年、見に行った時のことですが、ふと目に留まった獅子舞、、、、eye

 

辨天組獅子舞

 

この振り手はうまいなぁと、撮影そっちのけで見ていたのですが、よくよく見ると女の子sign02
男性にも負けていない振りに、男性には出せないような女性の柔らかさも醸し出している獅子舞。

いやぁ、、、正直驚きました。

これまで見てきた獅子舞とは、また違った新しい獅子舞に出会えたような衝撃でした。

今年の秋祭りの撮影に行くところは、1つもう既に決まりましたsign01

ぜひ秋祭りで獅子舞を見たいsign03

と思いましたので、予定表に記入しておかないと(笑)

葛原にもあったかもしれない『だんじり』文化

前回の記事でもご紹介した、
南獅子組さんの蔵で見つけた古い獅子頭。
まだその続きがありまして、、、
古い獅子頭だけでなく
まさか葛原にもあったなんてsign01
というものが、南獅子組さんの蔵で保管されていました。
南獅子組の蔵に保管されている「だんじり」
そう『だんじり』ですsign03
原型を保たれている状態ではありませんでしたが
人一人は乗れるほどの大きさはありました。
もしかしたら、このだんじりが使われていた頃は
中に人が入って、鉦もしくは太鼓を叩いてたのかもしれません。
そして、さらに目に入ってきたものが、、、
南獅子組の蔵に保管されている「だんじり」
「豊原」という文字。
多度津町は、「多度津」「豊原」「四箇」「白方」の区域に分かれていまして
葛原は、「豊原」の区域にあります。
母校の小学校も、「豊原小学校」という名称ですので
葛原の人間にとっては慣れ親しんだ文字。
今は、葛原、その近辺も含めて区域として「豊原」と呼ばれているので
住所として使われていない呼称です。
なので、現在、多度津町の区域の呼称として使われている「豊原」という文字を、葛原のお祭りで使われていたというのが不思議で、気になったので少し歴史を調べてみました。
多度津町葛原は、大昔は多度郡葛原村と地域名でした。
1890年(明治23年)の町村制施行に伴う合併により、葛原村、周辺の村も含めて豊原村が発足。
1942年(昭和17年)仲多度郡多度津町に編入され豊原村廃止。
「豊原」は、実際に地名として使われてた時代があったみたいです。
ということは、このだんじりは、
明治23年の発足から、昭和17年に豊原村が廃止されるまでの間に
どこかしらの時代で使われていたのかもしれません。
もしそうであれば、だんじりに「豊原」という文字が入っているのも
少し納得もできます。
う~ん、、、相当古いだんじりということか、、、
ほんと過去へ時間旅行ができるのなら
使われていた当時のお祭りを見てみたいsign03
と、思った今回の出来事でしたw
しかし、、、
ここまで「だんじり」に食いついたのは
これまで見てきたという過程もあったからかもしれません。
写真活動の傍ら、たくさんのお祭りを見に行っていると
獅子、太鼓台やちょうさ以外にちょくちょく目にするのが『だんじり』です。
訪れた先々で、現地の方とお話をする機会もあるのですが
昔はあったんだというお話も聞いたことがありますし
もしかしたら、今よりも『だんじり』の文化が香川県中で見られたのかなと思います。
昨年、坂出市林田町にある「総社神社」で見た獅子だんじり。
『だんじり』【総社神社 坂出市林田町】
だんじりに獅子頭が付いているという衝撃的な姿に大興奮(笑)
『だんじり』【総社神社 坂出市林田町】
その地域の方にとっては、当たり前の文化だと思うのですが
僕にとっては珍しい文化。
思わず写メを撮っちゃいましたw
そして、坂出市瀬居町にある「瀬居八幡神社」の秋祭りにも「だんじり」がありました。
『だんじり』【瀬居八幡神社 坂出市瀬居町】
瀬居本浦獅子連中の方に聞いたところ、一度は途絶えてたそうで
眠っていた「だんじり」を復活させ、現在、秋祭りでは欠かさず出しているそうです。
『だんじり』【瀬居八幡神社 坂出市瀬居町】
このように坂出市、他の地域にも「だんじり」を目にしてきたので
南獅子組さんの蔵で保管されていた「だんじり」を見た時は
かなり食いついて見てたと思います(笑)
葛原のお祭りは、もしかしたら今よりももっと派手だったのかもしれないよなぁ。。。
地元の歴史を知るというのも、大切なことかも知れないと最近よく思います。
もし葛原の古い写真や映像をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
情報をお待ちしております(笑)