大木獅子組で現在使われている油単は、武者絵など図柄が入っている油単ですが
祭り以外では、その前に使われていた油単をよく使用しています。
その油単は、決して派手とはいえない油単で
どっちかっていうと地味な方だと思います。
ただ、個人的にはその地味なところにある渋さが気に入っています(笑)
他の人から見ると地味で終わるかなとずっと思っていたんですけど
意外にも
「シンプルだけど渋い」とか
「こういうのもいいね」
と、有り難いことに関心を示してくれる人もちょこっといたりします。
そういう意見を聞くと独りで勝手に喜んでいますが(笑)
そしてある時、上記の画像を見たとある方から
「これうまいことしているな」
と、これまでとは違う発言が
どういうこと
と、もちろん思ったのですが、よくよく聞いてみると驚きの事実が
緑と赤の油単、一見ただの色違いの油単にも見えますが
実は、柄の配置が緑と赤とで対照的になっていたんです。
要は、向き合わせるとお互いに鏡を見ている状態になっているんです。
1枚単位で見てみると、柄が左右で微妙にずれているなと昔から気づいていたのですが
そのずれが、まさか色違いの油単と対照的になっていたなんて、、、
驚きました
しかも小さな頃から見ていた油単なのに、この歳で知ることになるなんて(笑)
大木獅子組は、夫婦獅子ですのでまさにうちの為に作られたんじゃないかと思うぐらいの今回の発見
私的には、歴史的な大発見に値する出来事でした(笑)
もうかなりくたびれてきているので、いつかは復刻という形で新しく生まれ変われないかなと密かに思い中です(笑)