ワークショップのその後

 

管理人の個人的なお話になりますが、昨年の多度津フェスティバルでは、仲間達と一緒にダカの面に彩色をするワークショップを開催しました。

 

ダカワークショップ
ダカワークショップ
ダカワークショップ
ダカワークショップ

 

初めての試みでしたので、ワークショップにどのぐらいの人数が集まってくれるのか不安もありましたが、おかげさまで午前、午後の部ともに定員に達しました

 

ワークショップレクチャー
ワークショップレクチャー
ワークショップのダカの面
ワークショップのダカの面

 

その後、ワークショップで配った面はどのようになっているのか気になりましたが、それを知る手段はありませんでしたので、思い出の品として残っているといいなと思いながら終えた、初のワークショップ。

それから1年、今年の多度津フェスティバルではとても嬉しい出来事がありました

多度津フェスティバル当日、大木獅子組の演舞前のことですが、待機しているところにご家族と一緒に僕のところへと来る一人の男の子が

その手には、昨年開催した時に配った面が

 

ワークショップに参加してくれた子が見せに来てくれました

 

なんと、ワークショップで彩色した面をおじいちゃんが綺麗に仕上げてくれたそうで、髪の毛まで付けた状態で見せに来てくれたのです。
わざわざ、こうして僕を探して見せに来てくれるなんて思ってもみなかった出来事に、もう言葉では表現しきれない程の喜びが込み上げてきました

ただ、昨年は天狗を手に入れたので、今年は烏天狗をと決めてたそうで、今年開催しなかったことに何か申し訳ない気持ちもあったり

でも、ワークショップ自体を辞めたわけではありませんので、また機会があればその時はぜひよろしくお願いします

 

そもそも、ダカのワークショップを開催したのは、香川県で使われている多くの獅子頭は張り子で作られていて、その形状も県外では見られないものが多いです。

僕もそうでしたが、他のお祭りやイベントなどへ行かない限りは、そのことを知ることもありませんし、どのような材料で作られている物なのかもわからないことです。

特に、祭りに携わっていない子供たちは知る由もありません。

なので、獅子頭と同じ製法で作られているダカの面を使って、ワークショップをできないかと考えたのが始まりです。

するからには、職人さんと同じ手作りと製法で

 

面の制作
面の制作

 

と、始めたワークショップ用のミニ面作り。

型から作り、紙を貼りつけ、色を塗り、、、
当初は、ひどい仕上がりに悩んだりと大変でしたが、あらめたて職人さんの凄さを感じることもできたので、僕たちにとってもすごくいい経験になりました

子供達が、それらの手作りで作られた物を手に取って彩色をすることで、何か感じ取ってくれればという思いや、大人達にも一緒に楽しんでもらいたいという思いもありましたので、ご家族と一緒に男の子が見せに来てくれた今回の出来事は、ワークショップを開催してよかったとあらためて思うことができました。

これはまた、パワーアップをして第2弾を開催しないといけないですよね

頑張らないと(笑)

 

 

多度津フェスティバル2016

 

2016年10月23日(日)
多度津町で毎年開催されている「多度津フェスティバル」が今年も開催されました

今年で10周年

「健康フェスタ」、「きしゃぽっぽまつり」のイベントとの合同開催ということで、これまで多度津町民会館で開催されていた「多度津フェスティバル」は、場所を多度津駅前通りをホコ天ストリートへと変え、新たな場所での開催となりました。

「舞」をテーマに、よさこい連などの舞い手や獅子組などが集まりホコ天ストリート等で披露。

 

上新名獅子若衆
上新名獅子若衆
山階本村獅子組
山階本村獅子組
葛原正八幡神社 西獅子組
葛原正八幡神社 西獅子組
東白方獅子舞保存会
東白方獅子舞保存会

 

また、ホコ天ストリートでは、多度津町の各獅子組から来ているダカ達も集まっていました

 

ダカ(天狗)
ダカ(天狗)
ダカ(天狗)
ダカ(天狗)
ダカ(天狗)
ダカ(天狗)

 

ダカ好きの天狗くんが、他の獅子組さんのダカと一緒に記念撮影(笑)

そして、演舞以外では「だるまさんがころんだ」も行われ、、、

 

だるまさんがころんだ
だるまさんがころんだ

 

各々の衣装やコスプレに扮した人達で、埋め尽くされていました。

 

だるまさんがころんだ
だるまさんがころんだ

 

我先と1番を目指し駆け抜ける姿も(笑)

大木獅子組も、もちろん演舞での参加をしました。

 

葛原正八幡神社 大木獅子組
葛原正八幡神社 大木獅子組

 

こうしてインタビューされるのも、毎年恒例となっているので少し慣れてきた管理人です(笑)

 

葛原正八幡神社 大木獅子組
葛原正八幡神社 大木獅子組

 

演舞前は、子供たちとも戯れ

 

葛原正八幡神社 大木獅子組
葛原正八幡神社 大木獅子組

 

そして、獅子舞を披露。

 

葛原正八幡神社 大木獅子組
葛原正八幡神社 大木獅子組

 

傍らには、ちびっこも一緒に獅子舞

そんなこんなで楽しめた今年の多度津フェスティバルでした

 

祭りとはまた違った雰囲気で楽しめるのがイベントです。

僕も10代の頃は、地元以外で披露することにとても憧れを持っていました。
今の若い子達を見ていると、あの頃の僕と一緒なのかなと思う時もあります。

今は、多度津フェスティバルしか出ていませんので、なかなか外で披露する機会も限られていますが、こうして参加することで、若い子達がますます自分の獅子組への思いが深まるといいなと思っています

ということで、今年の獅子舞はこれで終わりました。

今度は、元旦年明けの獅子舞ですね
晴れますように

 

本祭り[ 葛原正八幡神社 秋季大祭 2016 ]

 

「氏参り」「村遣い」と2日間続いた獅子舞も、3日目の「本祭り」で最終日を迎えます。
3日目も早朝からのスタートですが、葛原正八幡神社の本祭りは12時頃から始まります。

 

葛原正八幡神社 沿道
葛原正八幡神社 沿道

 

今年の本祭りは、天気が危うい感じの空模様

 

大木獅子組 出発前
大木獅子組 出発前

 

なんとかもって欲しいと願いつつ、みんなで葛原正八幡神社へ

 

金曜日の夜から、ずっと動きっぱなしですので体の疲れもピークを超えているはずですが、不思議と本祭りの時は、ちょっとした高揚感に包まれます

これも祭りマジックでしょうか?(笑)

神事が始まり、そこから葛原の獅子組4組での一斉演舞が始まります。

 

南獅子組
南獅子組

 

今年は、南獅子組さんが先頭ですので、南獅子組さんから音が鳴り始めます。

 

北獅子組
北獅子組

 

次は、北獅子組さん。

 

西獅子組
西獅子組

 

その次は、西獅子組さん。

 

大木獅子組
大木獅子組

 

そして最後は、大木獅子組。

順番に音が重なっていく形で、それぞれの組で獅子舞が始まり、最終的には一斉演舞となります。
1回目が終われば、次は別の獅子に替え2回目の演舞です。

神社での演舞が終われば、次はお旅所まで行列を作っての移動です。
その間でも、4箇所で2回獅子舞をします。

今年は、天気がもつかもたないかという微妙な天候でしたので、途中、パラパラと小雨が降ったりと、てんやわんや

進行を前倒しにしたりと、例年通りにとはいかなかったですが、それはいっときのことでしたので、帰りの行列ではいつも通りのお祭りとなりました。

天候に振り回されながらも、、、

 

大木自治会長さん

 

大木自治会長さん

 

大木獅子組

 

最近は、あまり獅子を振らなくなったお兄さんも笑顔で獅子舞。

 

大木獅子組

 

兄弟で太鼓打ちをしたり、、、

 

大木獅子組,南獅子組

 

南獅子組さん、大木獅子組で仲良く写れば、

 

大木獅子組

 

大木獅子組の先輩、後輩でも仲良くパシャリ。

 

大木獅子組

 

親子で笑顔の1枚もあれば、

 

同級生

 

南獅子組、北獅子組、西獅子組の同級生組も笑顔でパシャリ。

 

みんなが笑顔で楽しめた祭りだったと思います
そうした中で、将来の担い手達も大人に混じって頑張っていました

 

西獅子組 将来の担い手
西獅子組 将来の担い手

 

西獅子組さんのお子さんが自前の獅子で振っていると思えば、

 

大木獅子組 将来の担い手
大木獅子組 将来の担い手

 

隣りの大木獅子組の子供も、自前の獅子で振っています。

 

大木獅子組

 

まだ太鼓打ちをする年齢にはきていませんが、お父さんと一緒に太鼓打ちをするそんな光景も見られました。

年に一度のお祭りですが、昔と違い人手不足や子供が少ないなどの現状があります。
しかし、3日間を通して真剣に奉納をする姿や、楽しんでいる姿、頑張っている姿を、子供達はいつも見ているのかなと今年のお祭りで感じました。

 

葛原正八幡神社 秋季大祭2016
葛原正八幡神社 秋季大祭2016

 

僕たちが頑張っている限り、次の世代へとバトンタッチはできると思いますので、また来年もいいお祭りにしたいと思います

また1年後ですね(笑)