本祭り[ 葛原正八幡神社 秋季大祭 2016 ]

 

「氏参り」「村遣い」と2日間続いた獅子舞も、3日目の「本祭り」で最終日を迎えます。
3日目も早朝からのスタートですが、葛原正八幡神社の本祭りは12時頃から始まります。

 

葛原正八幡神社 沿道
葛原正八幡神社 沿道

 

今年の本祭りは、天気が危うい感じの空模様

 

大木獅子組 出発前
大木獅子組 出発前

 

なんとかもって欲しいと願いつつ、みんなで葛原正八幡神社へ

 

金曜日の夜から、ずっと動きっぱなしですので体の疲れもピークを超えているはずですが、不思議と本祭りの時は、ちょっとした高揚感に包まれます

これも祭りマジックでしょうか?(笑)

神事が始まり、そこから葛原の獅子組4組での一斉演舞が始まります。

 

南獅子組
南獅子組

 

今年は、南獅子組さんが先頭ですので、南獅子組さんから音が鳴り始めます。

 

北獅子組
北獅子組

 

次は、北獅子組さん。

 

西獅子組
西獅子組

 

その次は、西獅子組さん。

 

大木獅子組
大木獅子組

 

そして最後は、大木獅子組。

順番に音が重なっていく形で、それぞれの組で獅子舞が始まり、最終的には一斉演舞となります。
1回目が終われば、次は別の獅子に替え2回目の演舞です。

神社での演舞が終われば、次はお旅所まで行列を作っての移動です。
その間でも、4箇所で2回獅子舞をします。

今年は、天気がもつかもたないかという微妙な天候でしたので、途中、パラパラと小雨が降ったりと、てんやわんや

進行を前倒しにしたりと、例年通りにとはいかなかったですが、それはいっときのことでしたので、帰りの行列ではいつも通りのお祭りとなりました。

天候に振り回されながらも、、、

 

大木自治会長さん

 

大木自治会長さん

 

大木獅子組

 

最近は、あまり獅子を振らなくなったお兄さんも笑顔で獅子舞。

 

大木獅子組

 

兄弟で太鼓打ちをしたり、、、

 

大木獅子組,南獅子組

 

南獅子組さん、大木獅子組で仲良く写れば、

 

大木獅子組

 

大木獅子組の先輩、後輩でも仲良くパシャリ。

 

大木獅子組

 

親子で笑顔の1枚もあれば、

 

同級生

 

南獅子組、北獅子組、西獅子組の同級生組も笑顔でパシャリ。

 

みんなが笑顔で楽しめた祭りだったと思います
そうした中で、将来の担い手達も大人に混じって頑張っていました

 

西獅子組 将来の担い手
西獅子組 将来の担い手

 

西獅子組さんのお子さんが自前の獅子で振っていると思えば、

 

大木獅子組 将来の担い手
大木獅子組 将来の担い手

 

隣りの大木獅子組の子供も、自前の獅子で振っています。

 

大木獅子組

 

まだ太鼓打ちをする年齢にはきていませんが、お父さんと一緒に太鼓打ちをするそんな光景も見られました。

年に一度のお祭りですが、昔と違い人手不足や子供が少ないなどの現状があります。
しかし、3日間を通して真剣に奉納をする姿や、楽しんでいる姿、頑張っている姿を、子供達はいつも見ているのかなと今年のお祭りで感じました。

 

葛原正八幡神社 秋季大祭2016
葛原正八幡神社 秋季大祭2016

 

僕たちが頑張っている限り、次の世代へとバトンタッチはできると思いますので、また来年もいいお祭りにしたいと思います

また1年後ですね(笑)

 

 

南獅子組に残っていた古い獅子頭

今月、葛原正八幡神社で行われた「とんど焼き」に行ってた時の事、、、

とんど焼きが終わり、片づけから終わって戻ってきた葛原のお仲間から

「凄いのを見つけた!」

と見せられたとある写メeye

 

南獅子組の古い獅子頭

 

かなり年期の入った埃まみれの獅子頭。

「ん?これは見たことあるぞ」

と、マジマジと見ていると、、、

これは同じ葛原の北獅子組さんで使われている角獅子とよく似てる!

急いで見つけたといわれる、南獅子組さんの蔵へ行ってみると、少し小振りながらも、あの角獅子と似てる獅子頭が目の前に!

 

南獅子組の古い獅子頭

 

しかも、見せてくれた南獅子組の子もこれは初めて見たと興奮気味w

この顔つきの獅子頭は、僕が知っている限りでは、大木獅子組と同じ葛原正八幡神社の北獅子組さん。

 

葛原正八幡神社 北獅子組 角獅子

 

昨年、偶然にもお世話になっている職人さんの所で出会った、善通寺市の吉原十五町獅子組さんの角獅子。

 

吉原十五町獅子組

 

この2組の獅子組さんでは、今回見つけた獅子頭と似たような角獅子が使われています。

善通寺市にも、北獅子組で使われている角獅子があると知った時は、他にもあるんだと大興奮しました(笑)以前のブログで、少しばかり書かしてもらってますhappy01

https://sanuki-shishimai.info/blog/2015/05/21/post_192/

また善通寺市のサイトにも紹介されていますので
貼り付けておきますup

http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/site/zentsujitoday/jyuugotyou20141125.html

 

吉原十五町獅子組さんは、以前から使われていた角獅子を元に、昨年新調されたそうです。

持ち手にはどこで制作されたかわかるような焼印や彫りもなく、吉原十五町獅子組さんからも、いつから使われている獅子頭かわからないと聞いていると、以前、工房へお邪魔した時に職人さんから聞きました。

出所がわからない謎の獅子頭。

そして今回出てきた獅子頭も、持ち手には焼印も彫りもなく、北獅子組さん、吉原十五町獅子組さんとが持っている角獅子と同じような特徴を持っていました。

東讃でよく見られる、宮武系の獅子頭の特徴を持っているわけでもないし、中・西讃の松下、丸岡系なら、焼印や彫りが必ずあるはずだし、、、
まったくもって謎の獅子頭です。

北獅子組さんのところには、いつから角獅子があるのか聞いたことがありませんので、仮に同じようにいつからかわからないということであればさらに謎は深まるばかり。。。

香川県内の獅子舞や、祭り関連にも精通している水野先生に今回の写真を見てもらったのですが、昔から調べられている方でも、見た事がないというご意見でした。

ただ、、、

「丸亀で作られた獅子頭は顎が長いんじゃ」

と、昔じいちゃん連中から聞かされたことがあったんだけど、今回見せてもらった写真の獅子頭は面長の獅子頭だから、顎が長い獅子頭とあてはめると、もしかしたらこの獅子頭のことを言っているかもしれないね。

という、ご意見を頂きました。

丸亀にも、職人さんがいたという話は聞いたことがあったのですが、そこで制作された獅子頭を見たこともないですし、お店が残っているわけでもありません。

むしろ獅子頭自体、現存しているのかどうか、、、というぐらいですので、丸亀の職人さんというのも今となっては謎。

それが、水野先生のお話の中で丸亀で作られた獅子頭という言葉が出てきた時は

何か遥か昔の歴史を紐解いているようで、聞いているだけでもワクワクするようなお話でしたhappy01

結局は謎のままなのですが、遥か昔に丸亀市にいたといわれる職人さんの手によって生み出されたというのも、候補の1つなのかなと思っても見たり。

いつかは、その謎にも近づければなぁと密かに思い中です(笑)

今回出てきた獅子頭を含め、北獅子組さん、吉原十五町獅子組さんのお持ちの獅子頭は。顔つきは一緒なのですが、渦が若干違ってたり、角の部分の違いがあったりします。

南獅子組さんにある今回の獅子頭は、他の2組に比べたら小振りで角もありませんが、眉の辺りにある渦の数が多いという特徴を持っていました。

各組とも顔は似ていても、それぞれに特徴を持っていますので、現存している数少ない貴重な獅子頭かもしれませんよねconfident

ポストカード

年越し獅子舞用のポスターを、毎年制作しているんですけど
今年制作をしていてふと思ったことがflair

 

地元の秋祭りのポスターがあってもいいよねup

 

ということで、

「もし秋祭り宣伝用のポストカードがあったら」

というテーマで、デザインをしてみました(笑)

 

 

「大木獅子組ver」

ポストカードデザイン「大木獅子組ver」

「南獅子組ver」

ポストカードデザイン「南獅子組ver」

「北獅子組ver」

ポストカードデザイン「北獅子組ver」

「西獅子組ver」

ポストカードデザイン「西獅子組ver」

 

多度津町葛原では、4組の獅子組がありますので各獅子組のポストカードを用意。

お店のご好意により、ランダムにそれぞれのポストカードを置かしてもらい、全てのお店を回って初めて全てが揃うという設定で制作。

そこまで欲しいという人は、なかなかいないかもしれないけど(笑)

 

でも、企画としては面白いかなと思うので、いつか実行してみようかなと密かに思い中heart04