葛原正八幡宮 秋季例大祭2018『本祭り』

 

秋祭り最終日の朝(葛原正八幡宮 2018)
秋祭り最終日の朝(葛原正八幡宮 2018)

 

秋祭り最終日の朝。
この日も天気が良く、雲一つない清々しい朝を迎えました

 

大木荒神宮(葛原正八幡宮 2018)
大木荒神宮(葛原正八幡宮 2018)
大木荒神宮(葛原正八幡宮 2018)
大木荒神宮(葛原正八幡宮 2018)

 

前日の土曜日の朝と同じように、大木地区の神社を回っていきます。
そしてそれが終われば、前日に回り切れていない残りの軒数の家々を回っていきます。

その頃、御神輿を迎えている統家(とうや)では、本祭りの行列の役が当たっている人達の受付が始まっていました。
※今年の統家の地区は大木

 

統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)
統家(葛原正八幡宮 2018)

 

同じタイミングで、南獅子組さんが統家の家に獅子舞の奉納をしに来ました。

 

統家の祭壇(葛原正八幡宮 2018)
統家の祭壇(葛原正八幡宮 2018)
南獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 統家にて ])
南獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 統家にて ])

 

一方その頃、、、

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

大木獅子組は、午前中のうちに全てのことを済ませ、本祭り前の準備です

統家では、11時頃から御神輿が葛原正八幡宮へ向けて出発をします。

 

葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018

 

御神輿が葛原正八幡宮へ到着しました。

 

葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018

 

神社でも、本祭りへ向けて準備をしています。

 

南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
南獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

昼前から、葛原4組の獅子組が神社へと集まってきました。

 

葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018
ダカ(葛原正八幡宮 2018)
ダカ(葛原正八幡宮 2018)

 

南獅子組さんのダカ達

管理人が小学生だった頃は、4組の獅子組には天狗、烏天狗のダカがそれぞれいました。
特に南獅子組さんは、沢山の子供が扮したダカ達がいた記憶があります
太鼓ぶちになる前の小さな頃は、追いかけられて怖い思いもしたような、、、(笑)

ですが、年々とその数も減っていき、数年前にはほとんど見なくなるという状況でしたが、ここ最近、南獅子組さんでは増えていき、祭りの雰囲気が変わりました

やはりダカがいるといないとでは、全然違いますね

 

神事(葛原正八幡宮 2018)
神事(葛原正八幡宮 2018)
神事(葛原正八幡宮 2018)
神事(葛原正八幡宮 2018)

 

4組の獅子組が集まった頃、神社の拝殿では神事が始まりました。

いよいよ、本祭りのスタートです

 

葛原4組による獅子舞奉納(葛原正八幡宮 2018)
葛原4組による獅子舞奉納(葛原正八幡宮 2018)

 

神事が終わると、4組による獅子舞の奉納が始まります。

 

南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
北獅子組(葛原正八幡宮 2018)
北獅子組(葛原正八幡宮 2018)
西獅子組(葛原正八幡宮 2018)
西獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

2回目の獅子舞が終わると、御旅所へと向かいます。

 

御旅所への渡御(葛原正八幡宮 2018)
御旅所への渡御(葛原正八幡宮 2018)

 

葛原の行列は、獅子組が先頭に出発をします。

 

御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)
御神事行列(葛原正八幡宮 2018)

 

道中の4箇所で、2回ずつ獅子舞をして、御旅所まで少しずつ進んでいきます。
その道中では、それぞれの獅子組で笑顔を見ることができました

 

南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
北獅子組(葛原正八幡宮 2018)
北獅子組(葛原正八幡宮 2018)
西獅子組(葛原正八幡宮 2018)
西獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

西獅子組さんが先に獅子舞が終わった後、道具を持ってきて一緒に盛り上げてくれます

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

御旅所までは、少し距離があるので道具を持って移動です

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

御旅所前では、中学生の女の子達が太鼓ぶちをしています

 

渡御の道中(葛原正八幡宮 2018)
渡御の道中(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

4人の女の子達は同世代で、小学生の頃は優秀な太鼓ぶちでした

 

御旅所(葛原正八幡宮 2018)
御旅所(葛原正八幡宮 2018)
御旅所(葛原正八幡宮 2018)
御旅所(葛原正八幡宮 2018)

 

そして、御旅所に到着。

 

南獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
南獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
北獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
北獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
西獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
西獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 御旅所 ])
 

葛原のお祭りを支えてくれている方々の笑顔も頂けました

 

葛原正八幡宮 2018
葛原正八幡宮 2018

 

いつも写真活動のご協力ありがとうございます

御旅所での奉納が終われば、行きと同じように獅子舞をしながら神社へと戻っていきます。

 

南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
南獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

帰りの道中では、親子の競演を目にすることもあります

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

お父さん、いい笑顔です(笑)

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

日が暮れてきても、まだまだ元気です(笑)

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

そして、随身門前で記念にパシャリ

随身門前での獅子舞が終われば、神社へ御神輿が還ります。

 

神輿還御(葛原正八幡宮 2018)
神輿還御(葛原正八幡宮 2018)
神霊を還す神事(葛原正八幡宮 2018)
神霊を還す神事(葛原正八幡宮 2018)

 

神霊を還す神事が終われば、本祭り最後の獅子舞奉納です。

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018)

 

真っ暗の中、最後の力を振り絞って奉納をします

 

最後の一斉演舞(葛原正八幡宮 2018)
最後の一斉演舞(葛原正八幡宮 2018)

 

これにて、2018年の葛原正八幡宮の秋祭りは終わりました

秋祭りの3日間、ほぼ丸1日獅子舞をしていたので、普段以上に体力を使っているはずですが、終わってしまうといつも寂しく思ってしまいます

地元の神様へ、日頃の感謝を込めて行われる秋祭り

年に1度なので楽しみでもあり、終われば寂しい。
だから、いつまでも地元の秋祭りが好きでいれるのかもしれません

余談ですが、大木獅子組の最後は大木荒神宮で終わりました

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 大木荒神宮 ])
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 大木荒神宮 ])

 

ずっと動きっぱなしの子供達ですが、最後まで元気な姿には驚かされます

最後は、みんなで記念撮影

 

大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 大木荒神宮 ])
大木獅子組(葛原正八幡宮 2018 [ 大木荒神宮 ])

 

2018年の葛原正八幡宮の例大祭、お疲れさまでした

 

【 香川県の獅子舞メモ 】
・渡御行列の並び順は、鼻高(猿田彦)を先頭に神輿から出発する地域もあれば、葛原のように獅子が先頭に出発する地域もある。その祭礼によって様々。
・天狗、烏天狗のダカ文化。主に多度津町、善通寺市とその周辺地域に見られる文化。
・天狗、烏天狗を総称してダカと呼ばれていたり、天狗はそのままの天狗、烏天狗のみダカと呼ばれていたりと地域によって呼び名の違いがある。
・天狗の数が決まっていたり、烏天狗がいない地域もあったりと、地域によってその数の決まり事があったりもする。

 

 

秋祭りへ向けて

 

10月も第3週目に入り、
とうとう今週末から多度津町葛原の秋祭りが始まります。

 

御神灯
御神灯

 

先週末から、獅子頭の飾り付けをしたり

大木獅子組の若連中で、荒神宮に御神灯を立てたりと
秋祭りへ向けて準備をしていました

大木地区では、いくつかの箇所で幟が立てられているので
それらを見ていると祭りがもうすぐなんだと実感させられます

 

幟

 

この時期は、朝起きて外に立てられている幟を見るのが日課になっております(笑)

 

↓葛原正八幡神社の秋祭りの日程はこちら
http://sanuki-shishimai.info/schedule/

 

 

葛原にもあったかもしれない『だんじり』文化

前回の記事でもご紹介した、
南獅子組さんの蔵で見つけた古い獅子頭。
まだその続きがありまして、、、
古い獅子頭だけでなく
まさか葛原にもあったなんてsign01
というものが、南獅子組さんの蔵で保管されていました。
南獅子組の蔵に保管されている「だんじり」
そう『だんじり』ですsign03
原型を保たれている状態ではありませんでしたが
人一人は乗れるほどの大きさはありました。
もしかしたら、このだんじりが使われていた頃は
中に人が入って、鉦もしくは太鼓を叩いてたのかもしれません。
そして、さらに目に入ってきたものが、、、
南獅子組の蔵に保管されている「だんじり」
「豊原」という文字。
多度津町は、「多度津」「豊原」「四箇」「白方」の区域に分かれていまして
葛原は、「豊原」の区域にあります。
母校の小学校も、「豊原小学校」という名称ですので
葛原の人間にとっては慣れ親しんだ文字。
今は、葛原、その近辺も含めて区域として「豊原」と呼ばれているので
住所として使われていない呼称です。
なので、現在、多度津町の区域の呼称として使われている「豊原」という文字を、葛原のお祭りで使われていたというのが不思議で、気になったので少し歴史を調べてみました。
多度津町葛原は、大昔は多度郡葛原村と地域名でした。
1890年(明治23年)の町村制施行に伴う合併により、葛原村、周辺の村も含めて豊原村が発足。
1942年(昭和17年)仲多度郡多度津町に編入され豊原村廃止。
「豊原」は、実際に地名として使われてた時代があったみたいです。
ということは、このだんじりは、
明治23年の発足から、昭和17年に豊原村が廃止されるまでの間に
どこかしらの時代で使われていたのかもしれません。
もしそうであれば、だんじりに「豊原」という文字が入っているのも
少し納得もできます。
う~ん、、、相当古いだんじりということか、、、
ほんと過去へ時間旅行ができるのなら
使われていた当時のお祭りを見てみたいsign03
と、思った今回の出来事でしたw
しかし、、、
ここまで「だんじり」に食いついたのは
これまで見てきたという過程もあったからかもしれません。
写真活動の傍ら、たくさんのお祭りを見に行っていると
獅子、太鼓台やちょうさ以外にちょくちょく目にするのが『だんじり』です。
訪れた先々で、現地の方とお話をする機会もあるのですが
昔はあったんだというお話も聞いたことがありますし
もしかしたら、今よりも『だんじり』の文化が香川県中で見られたのかなと思います。
昨年、坂出市林田町にある「総社神社」で見た獅子だんじり。
『だんじり』【総社神社 坂出市林田町】
だんじりに獅子頭が付いているという衝撃的な姿に大興奮(笑)
『だんじり』【総社神社 坂出市林田町】
その地域の方にとっては、当たり前の文化だと思うのですが
僕にとっては珍しい文化。
思わず写メを撮っちゃいましたw
そして、坂出市瀬居町にある「瀬居八幡神社」の秋祭りにも「だんじり」がありました。
『だんじり』【瀬居八幡神社 坂出市瀬居町】
瀬居本浦獅子連中の方に聞いたところ、一度は途絶えてたそうで
眠っていた「だんじり」を復活させ、現在、秋祭りでは欠かさず出しているそうです。
『だんじり』【瀬居八幡神社 坂出市瀬居町】
このように坂出市、他の地域にも「だんじり」を目にしてきたので
南獅子組さんの蔵で保管されていた「だんじり」を見た時は
かなり食いついて見てたと思います(笑)
葛原のお祭りは、もしかしたら今よりももっと派手だったのかもしれないよなぁ。。。
地元の歴史を知るというのも、大切なことかも知れないと最近よく思います。
もし葛原の古い写真や映像をお持ちの方がいらっしゃいましたら、
情報をお待ちしております(笑)