提灯

 

大木獅子組では、メンバー総出で秋祭りの一週間前に、大木の地区にある荒神さんで建てるものがあります。

それは、

 

御神灯
御神灯

 

「御神灯」です。

夜になると、明かりが灯る御神灯。

 

御神灯[ 大木獅子組 ]
御神灯[ 大木獅子組 ]

 

祭りの時期になると見れるこの光景はとても大好きで、普段は人影もいない荒神さんですが、その時期はどこか温か味を感じる場所になります。

その御神灯に吊るされている「提灯」は、獅子組で管理をしていますが、所々破けていたりと、そろそろ先を見据えないといけないのかなという段階に来ています。

そこで、提灯の相場などを知る為に、知り合いの方々からの情報を得て、善通寺市にある提灯屋さんへ行ってきました(*^-^*)

 

なかなか雰囲気のあるお店に歴史を感じる店構え。

対応をしてくれた女性に、色々とお話を聞くことができたのですが、古くは明治時代から続くお店。

代々家族で担っていたそうで、女性の方もお嫁に来てから提灯作りを手伝うようになり、現在まで続けているそうです。

 

提燈
提燈

 

今は、絵や文字は娘さん、仕上げはその女性と分担して提灯作りをしています。

と、話が昔のお話から現在のお話へとなっていますが、話している内容がとても興味をそそられるものだったので、実はだいぶ長居してしまいました(笑)

どんなお話だったかというと、、、

例えば、獅子頭と同じで提灯にもシーズンがあり、依頼の数が少ない時期がある。
なので、それだけでは生活は厳しいということで、昔は表具屋も営んでいた。

等々、、、

昔の職人さんの生活事情などを聞いていると、以前、善通寺市の獅子頭職人でもある松下のおっちゃんから聞いた昔のお話と通じるものがありました。

↓以前のブログで、松下のおっちゃん話を書かせてもらいました。
「昔の獅子頭事情」

昔の獅子頭事情

また、以前は周辺にも提灯屋さんはあったそうですが、それらのお店も辞めていったそうです。
現在、提灯作りができるのも、娘さんが絵を描いてくれていることで仕上げができるということ、逆に仕上げができなくなればどうなるか、、、
どちらが欠けても成り立たないのだと感じました。

今回の提灯屋さんのお話を聞いて、伝統工芸を続ける難しさ、それを伝える難しさを改めて知れたような気がします。

伝統工芸というのも、なかなかに難しい世界。

だからこそ、奥深さもあって作品を通して魅了されるのかもしれません(*^-^*)

 

本来は、提灯の相場を知る為に行ったはずが、出てくるお話が管理人にとって、とてもそそられるもので、ついつい質問などをしていると長居をしてしまった今回のお店訪問。

また提灯をお願いすることになる時は、ちょこちょこと顔を出すようになるかもしれませんので、またいろんなことを聞いてみたいです☆

突然の訪問でしたが、丁寧に対応してくれましてありがとうございました(*^^*)

 

 

明けましておめでとうございます

 

明けましておめでとうございます。

 

年越し獅子舞2018
年越し獅子舞2018

 

2018年を迎え、今年も大木自治区の荒神さんで獅子舞を奉納しました。

荒神さんでの獅子舞奉納は、今年で9年目です。
来年は、10周年を迎えます(*^-^*)

年が明けたばかりなので、まだ1年後の話をするのも気が早いかもしれませんが(笑)

獅子舞奉納を始めてからは、毎年見に来てくれる人も増えていき、始めた当初の頃よりも賑やかになってきていると思います(^^)

新年を祝って、荒神さんに子供から大人まで集まっている様子を見ていると、地元の神様も喜んでくれているのではないかなと、勝手ながら思っている管理人です(笑)

管理人自身も、今は地元の荒神さんで獅子舞を奉納をし、葛原の神社にお参りをするというのが毎年の恒例となっています。

ただ学生の頃は、有名な神社やお寺さんへお参りに行っていたので、正直いうと秋祭り以外で地元の神社へ行くことはありませんでした(^^;)

結果的に、管理人にとっても新年の獅子舞奉納は、地元の神社へ気持ちを向けるいいきっかけになったのかもしれません。

 

ということで、2018年が始まりました!

 

昨年は、大木獅子組はもちろんのこと葛原のお祭り、そして、管理人自身の活動を通して出会って来たお祭りや獅子舞を紹介してきました。
今年も、引き続き沢山のことを、このブログに書いていこうと思っています。

 

本年もよろしくお願い致します。

 

 

年末の恒例「しめ縄作り」

 

葛原正八幡宮
葛原正八幡宮

 

神社で見かけるしめ縄。

葛原正八幡宮の境内や、大きなクスノキにも巻かれているしめ縄は、年末に地元の人達によって作られ、毎年新しい物に変えられています。

実は、恥ずかしながら数年前まで、毎年しめ縄作りをしていることを知らなかった管理人です(^^;)

昨年、初めてしめ縄作りの現場へ行きました。

そして、今年もしめ縄作りが、12月23日(土)8時から葛原正八幡宮で始まります。

同じ日に大木地区でも、大木地区の荒神さんでしめ縄作りをしています。

 

大木荒神宮
大木荒神宮

 

大木の各神社のしめ縄が完成すれば、葛原正八幡宮のしめ縄作りの手伝いに行くのが大木の流れだそうです。

 

しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]

葛原正八幡宮へ行くと、既に沢山の人達によってしめ縄作りが行われていました。
やはり大きなクスノキにもしめ縄をするので、しめ縄の長さはとても長い(@_@)

それだけ人もいるっていうことですよね(^^;)

 

しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
 

完成したしめ縄は、拝殿やクスノキ等、各要所にある箇所に、昨年作られたしめ縄と交換をします。

 

しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]
しめ縄作り[ 葛原正八幡宮 ]

 

しめ縄作り中には、昨年のしめ縄は外されていたので、何か物足りなさのあった境内も、新しく変えられたしめ縄で飾られ、いつもの葛原正八幡宮の風景になります(*^-^*)

雨風に吹かれ汚れていたしめ縄も、新しくなると神社全体の雰囲気が変わります。

今年も、早起きをしてしめ縄作りへ行きたいと思います(^^)