大木獅子組の獅子頭は、丸岡の獅子頭を古くから使用しています。
現在使用している獅子頭を購入したのは、10年以上前。
ずいぶんと前のお話ですので、直接購入する場を見たわけでもなく、僕にとっては、丸岡さんの場所はいったいどこで、どういうところなのかずっと謎でした。
そして、とうとう獅子頭を制作しているお宅へ行ってきました
案内された部屋では、いくつかの獅子頭が。
どれも修理や、納品前の物だったり
獅子好きにとってはたまらない空間でした
ちょうど入れ違いで、修理依頼で来てたお客さんもいたそうです。
あとで聞いてみるとなんと愛媛から来たとか。
香川県だけではなく、お隣りの県まで伝わっているなんて驚きました。
対応してくれたおばあちゃんから、色々とお話を聞くことができたのですが
おばあちゃんも、お嫁に来てからずっと獅子頭制作のお手伝いをしてたそうです。
愛媛県だけではなく、宮城県にも獅子頭が伝わっていたり
丸岡の獅子頭がいろんな県に伝わっているということも聞かせてくれました。
ただ、明治時代から続いている獅子頭制作も途絶えてた時期があったそうです。
それは戦時中。
香川県の獅子舞文化も、時代の波に呑まれた時期があったなんて、、、
戦後、再び制作を始めた頃、もしかしたら獅子組も激減してたかもしれませんよね。
そこからまた復活したり、立ち上げたり、現在の獅子組数になっているのだと思うと、香川県の獅子舞文化もそうですが、職人さんが頑張り続けたことも大きな要因なのかなとも思いました。
部屋には、おばあちゃんが若かった頃の先代と一緒に仕事をしている姿の写真がありました。
話を聞きながら、その写真も見ていたのですが
丸岡さんの歴史の凄さを知ったひと時だったかもしれません。
突然の訪問ではあったんですけど、今回行ってよかったです
香川県の獅子舞文化はほんとうに面白いです