以前、鳥取県の麒麟獅子を見に、2、3年程かけて見に行ったことをふと思い出しました。
こういう獅子舞があると、見せてくれたとある画像。
これが獅子!?
と、見た瞬間に思わず口に出ました(;゚Д゚)
これまでの獅子舞というイメージを大きく変えさせてくれた「麒麟獅子」。
これは、一度見に行かねば!!
ということで、行ってきました(笑)
麒麟獅子は、その名の通り麒麟がモチーフになっていまして、顔は金色で角もあり、耳が逆立っているのが特徴です。
香川県でいえば油単に当たる胴幌は赤色で、背筋の部分は黒色です。
麒麟獅子舞には必ずといっていいほど、猩々がいます。
麒麟獅子もそうですが、猩々のお面も地域によって顔つきは違っているので、どの地域へ行っても必ず猩々の顔を覗き込んで見ていた管理人です(笑)
鳥取県内と、鳥取県の県境に近い地域の兵庫県の麒麟獅子を見に行きましたが、どこも他とまったく違う麒麟獅子舞をしていると見受けられるようなところはなかったです。
どの地域も、地域によって色はありますが、若干の違いはありつつも、これまで聞いたことや調べたことと、当てはまるような獅子舞をしていました。
いくつか見た中で、凄く印象に残っているのは宇倍神社での宵宮です。
そこで見た麒麟獅子は、その舞う姿に凄みを感じさせるような獅子舞で、神事での獅子舞は何ぞやと、あらためて考えなおされた舞でした。
実は、場所や日程を間違え、ただ鳥取県へ行っただけという年もありましたが((笑))、これぞ神事というような雰囲気の中での宵宮や、各地域の現地の方の優しさにも触れたりと、麒麟獅子の旅は、今の管理人の活動の糧となるいい旅でした。
では、同じく獅子舞のある香川県の場合、舞や、そのスタイルを説明しただけで、鳥取県の麒麟獅子舞のように、これぞ香川県の獅子舞!と説明できるのか、、、
それはこれまでのブログでも書かせてもらってますが、とても難しい、、、(;_;)
まず、西讃
東讃
西と東とで、まったくもって同じスタイルの獅子舞をしていないということ。
中・西讃の獅子舞しか見たことなかった管理人が、初めて東讃の獅子舞を見た時は、なんだこれはと大変驚きました。
その驚きは、他の県でこんな獅子舞があるんだと驚かされる印象と、同じだったような気がします。
それだけ違うということは、中・西讃と東讃とでは文化的に違うのかもしれません。
中・西讃の文化圏、東讃の文化圏で生まれたスタイルの違う獅子舞が、それぞれの地域で伝わっていったと想定すると、しっくりと当てはまるような気がします。
もちろん、中讃、西讃、東讃と見ても、地域で大きな違いはあります。
さらに細かく市町村単位で見ても、さらに違いが見えてきます。
このような香川県の獅子舞事情なので、鳥取県では麒麟獅子舞の説明がつくのに、香川県ではそれがなかなかできない、、、
となるわけです。
しかし、なぜこのような様々な獅子舞が、この小さな県で生まれたのか、ほんと不思議な県だと思います(笑)
県民性なのでしょうか?
はたまた地域性なのでしょうか?
歴史的な背景も含まれるかもしれません。
ですので、中途半端に伝えようとすると、
いやいや、一緒にしてほしくないんだけど、、、
という地域の声も上がってくることになりかねないので、管理人も写真活動をしている以上、そうならないように地道に県内の獅子舞を知っていく必要があるなと感じています。
どこへ行っても新しい発見ばかりの香川県の獅子舞。
そこが管理人にとって感じる、香川県の獅子舞の魅力なのかもしれません(#^^#)
まだまだ何年もかかるとは思いますが、いつかはうまく香川県の獅子舞をお伝えできればと思っています(*^-^*)
もちろん、地元の葛原のことも詳しく知っていきたいと思ってもいます☆
そうそう!!
麒麟獅子のお話で出てきた猩々ですが、実は、香川県にも猩々はいます(^^)
それは、お神楽で登場する猩々です。
香川県の猩々の面も、鳥取県の猩々と同じで赤塗のお面です。
お神楽で舞う猩々の舞は、香川県にしかない文化だそうですが、鳥取県の猩々と香川県の猩々、お互いに似たような顔つきのお面を見ていると、何か繋がりがあるのではないかと気になって仕方がありません(笑)