管理人の個人的なお話になりますが、昨年の多度津フェスティバルでは、仲間達と一緒にダカの面に彩色をするワークショップを開催しました。
初めての試みでしたので、ワークショップにどのぐらいの人数が集まってくれるのか不安もありましたが、おかげさまで午前、午後の部ともに定員に達しました
その後、ワークショップで配った面はどのようになっているのか気になりましたが、それを知る手段はありませんでしたので、思い出の品として残っているといいなと思いながら終えた、初のワークショップ。
それから1年、今年の多度津フェスティバルではとても嬉しい出来事がありました
多度津フェスティバル当日、大木獅子組の演舞前のことですが、待機しているところにご家族と一緒に僕のところへと来る一人の男の子が
その手には、昨年開催した時に配った面が
なんと、ワークショップで彩色した面をおじいちゃんが綺麗に仕上げてくれたそうで、髪の毛まで付けた状態で見せに来てくれたのです。
わざわざ、こうして僕を探して見せに来てくれるなんて思ってもみなかった出来事に、もう言葉では表現しきれない程の喜びが込み上げてきました
ただ、昨年は天狗を手に入れたので、今年は烏天狗をと決めてたそうで、今年開催しなかったことに何か申し訳ない気持ちもあったり
でも、ワークショップ自体を辞めたわけではありませんので、また機会があればその時はぜひよろしくお願いします
そもそも、ダカのワークショップを開催したのは、香川県で使われている多くの獅子頭は張り子で作られていて、その形状も県外では見られないものが多いです。
僕もそうでしたが、他のお祭りやイベントなどへ行かない限りは、そのことを知ることもありませんし、どのような材料で作られている物なのかもわからないことです。
特に、祭りに携わっていない子供たちは知る由もありません。
なので、獅子頭と同じ製法で作られているダカの面を使って、ワークショップをできないかと考えたのが始まりです。
するからには、職人さんと同じ手作りと製法で
と、始めたワークショップ用のミニ面作り。
型から作り、紙を貼りつけ、色を塗り、、、
当初は、ひどい仕上がりに悩んだりと大変でしたが、あらめたて職人さんの凄さを感じることもできたので、僕たちにとってもすごくいい経験になりました
子供達が、それらの手作りで作られた物を手に取って彩色をすることで、何か感じ取ってくれればという思いや、大人達にも一緒に楽しんでもらいたいという思いもありましたので、ご家族と一緒に男の子が見せに来てくれた今回の出来事は、ワークショップを開催してよかったとあらためて思うことができました。
これはまた、パワーアップをして第2弾を開催しないといけないですよね
頑張らないと(笑)