讃岐の獅子舞 綾川の獅子舞

 

管理人の個人的なお話にはなりますが、獅子舞に関する綾川町の催し物が、
綾川町の生涯学習センターで開催されます

催し物のタイトルは、

「讃岐の獅子舞 綾川の獅子舞」

その展示に、「写真房 葛(かずら)」から、約30点ほど作品を提供させて頂きました。
※「写真房 葛」は、僕が写真活動をしているグループ名。

 

讃岐の獅子舞

 

色々なご縁で、綾川町が開催する催し物にご協力できたことに嬉しく思っております。

お声をかけて頂きありがとうございました。

イベントの内容としては、綾川町の獅子舞や讃岐の獅子舞に関する展示です

また、8月28日(日)14:00から、綾川町の獅子舞と香川県全域の獅子舞についての講義も開催されます。
講師の水野さんは、度々このブログでも出てくる方ですが香川県の獅子舞やお祭りに精通している方です。

香川県の獅子舞にご興味ある方、お時間のある方はぜひご来場ください

 

「讃岐の獅子舞 綾川の獅子舞」
日時:8月23日(火)〜9月4日(日)
場所:生涯学習センター研修室(綾歌郡綾川町滝宮318番地)
【講座】
日時:8月28日(日)14:00~
場所:生涯学習センター研修室
講師:水野 一典氏

内容:綾川町の獅子舞の歴史や香川県の獅子舞について、香川県内の写真パネルの展示

 

 

大木獅子組の油単 新しい発見

 

大木獅子組で現在使われている油単は、武者絵など図柄が入っている油単ですが
祭り以外では、その前に使われていた油単をよく使用しています。

 

大木獅子組の獅子

 

その油単は、決して派手とはいえない油単で
どっちかっていうと地味な方だと思います。

ただ、個人的にはその地味なところにある渋さが気に入っています(笑)

他の人から見ると地味で終わるかなとずっと思っていたんですけど

意外にも

「シンプルだけど渋い」とか

「こういうのもいいね」

と、有り難いことに関心を示してくれる人もちょこっといたりします。

そういう意見を聞くと独りで勝手に喜んでいますが(笑)

 

そしてある時、上記の画像を見たとある方から

「これうまいことしているな」

と、これまでとは違う発言が

 

どういうこと

 

と、もちろん思ったのですが、よくよく聞いてみると驚きの事実が

緑と赤の油単、一見ただの色違いの油単にも見えますが
実は、柄の配置が緑と赤とで対照的になっていたんです。

要は、向き合わせるとお互いに鏡を見ている状態になっているんです。

1枚単位で見てみると、柄が左右で微妙にずれているなと昔から気づいていたのですが
そのずれが、まさか色違いの油単と対照的になっていたなんて、、、

驚きました

しかも小さな頃から見ていた油単なのに、この歳で知ることになるなんて(笑)

 

大木獅子組は、夫婦獅子ですのでまさにうちの為に作られたんじゃないかと思うぐらいの今回の発見

私的には、歴史的な大発見に値する出来事でした(笑)

 

もうかなりくたびれてきているので、いつかは復刻という形で新しく生まれ変われないかなと密かに思い中です(笑)

 

 

 

葛原正八幡神社での奉納は、獅子を替え2回舞う

 

久々に、葛原(かずわら)の秋祭りのお話です。

葛原正八幡神社の秋祭りは、10月第3週の金曜日の夜から始まり
日曜日の夕方まで行われます。

葛原正八幡神社 秋季大祭2015

 

葛原正八幡神社での奉納は、必ず2回舞います。

ただ同じ獅子を使って2回舞うことはしません。
1回目の獅子舞が終われば、別の獅子に替えて再び舞います。

これは葛原4組の獅子組全てに共通しています。

日曜日の行列の時でも、お旅所まで進む間に
数回獅子舞をするのですが、そこでも2回ずつ舞います。

お旅所でも2回、帰ってくるときも2回、最後も2回。
全て1回目の獅子舞が終われば、獅子を入れ替えます。

小さい頃から、それが当たり前となっていましたので
全然気にもしていなかったのですが、
沢山のお祭りの撮影に行くようになって
その文化が葛原独特の文化だと知ることができました。

香川県の獅子舞は、多くは1頭で舞うところが多く、
本番用に使っているのは1頭というところがほとんどです。

地域によっては、複数持っているところもあります。
ただそれは同時に舞うか、予備でというところもあったりと
位置づけ的には、葛原とはまた違うのかなと思われます。

撮影では、獅子頭を持って撮るスナップ写真を現地でお願いしているのですが
だいたいは、メインの獅子頭を1頭持って撮影にご協力を頂けています。
葛原も、数年前にスナップ写真を撮ったのですが、、、

多度津町葛原の獅子組
これを見た時は、なるほどと思いました(笑)

4組全てが、2頭を持って撮影

撮影をお願いする時も、どっちで?という質問もなく
普通に2頭を出してくれました。

葛原では、2頭で1セット。
その文化が現れたスナップ写真でした

なぜ2回舞うのか、、、

正直僕もわかりません。
でも、昔から続いている伝統ということは
何かしらの意味があるのだと思われます。

2回舞うことに意味があるのだとすると
それに合わして獅子を換えるというのも
何か納得できるような気がします。

地元でいるとなかなか気づかないこともありますが
他の地域の祭りを知ることで、地元の文化に気づけたことはよかったです。

今後も大切にしていかないとと、大変強く思いました