丸岡の讃岐獅子頭

 

大木獅子組の獅子頭は、丸岡の獅子頭を古くから使用しています。

現在使用している獅子頭を購入したのは、10年以上前。

ずいぶんと前のお話ですので、直接購入する場を見たわけでもなく、僕にとっては、丸岡さんの場所はいったいどこで、どういうところなのかずっと謎でした。

 

そして、とうとう獅子頭を制作しているお宅へ行ってきました
案内された部屋では、いくつかの獅子頭が。

 

丸岡獅子頭

 

どれも修理や、納品前の物だったり
獅子好きにとってはたまらない空間でした

ちょうど入れ違いで、修理依頼で来てたお客さんもいたそうです。
あとで聞いてみるとなんと愛媛から来たとか。

香川県だけではなく、お隣りの県まで伝わっているなんて驚きました。

対応してくれたおばあちゃんから、色々とお話を聞くことができたのですが
おばあちゃんも、お嫁に来てからずっと獅子頭制作のお手伝いをしてたそうです。

愛媛県だけではなく、宮城県にも獅子頭が伝わっていたり
丸岡の獅子頭がいろんな県に伝わっているということも聞かせてくれました。

ただ、明治時代から続いている獅子頭制作も途絶えてた時期があったそうです。

それは戦時中。

香川県の獅子舞文化も、時代の波に呑まれた時期があったなんて、、、

戦後、再び制作を始めた頃、もしかしたら獅子組も激減してたかもしれませんよね。

そこからまた復活したり、立ち上げたり、現在の獅子組数になっているのだと思うと、香川県の獅子舞文化もそうですが、職人さんが頑張り続けたことも大きな要因なのかなとも思いました。

部屋には、おばあちゃんが若かった頃の先代と一緒に仕事をしている姿の写真がありました。

 

丸岡獅子頭

 

話を聞きながら、その写真も見ていたのですが
丸岡さんの歴史の凄さを知ったひと時だったかもしれません。
突然の訪問ではあったんですけど、今回行ってよかったです

香川県の獅子舞文化はほんとうに面白いです

 

 

瀬戸内国際芸術祭 in 直島

瀬戸内海に浮かぶ香川県の島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭。
2013年に開催された年は、107万人以上の来場者数があったそうです。
その香川県の一大イベントでもある瀬戸内国際芸術祭が、2016年の今年開催されます。
直島 瀬戸内国際芸術祭
3年前に開催された芸術祭では、縁があって直島での芸術祭に
大木獅子組として参加することができました。
こえび隊の皆さま、その節は本当にお世話になりました。
■瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊
直島で開催される芸術祭は、祭りがテーマ。
祭りが大好きな僕にとっても、大興奮のテーマでしたので
ご依頼を受けた時は、ワクワク度が半端なかったです(笑)
しかも個人的には、初の直島でしたので
いったいどのような会場になっているのか楽しみでしたshine
当日は、天気が悪く小雨が降る中の移動でしたが
直島へ着くと、島は芸術祭一色。
直島 瀬戸内国際芸術祭
獅子舞本番までは少し時間もあったので
島を散策をして神社を見つけたりと楽しんでいました。
直島 瀬戸内国際芸術祭
雨模様ではありましたが、沢山の人が島を訪れていたので
色んな方言や英語も聞こえてきたりと
同じ香川県でいながら、芸術祭一色となっていた島の雰囲気と相まって
ちょっとした不思議な空間に入り込んだような気分を味わうことができました。
直島 瀬戸内国際芸術祭
そして、とうとう本番sign03
道具や獅子頭を出して準備をしていると、、、、
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭
ちょっとした記念撮影会が始まりました(笑)
外国人の方にも受けがよかったので
何か嬉しい気持ちにもなり、本番前にちょっとした高揚感で臨むことができましたconfident
そして獅子舞を披露。
ただ想像もしていなかったぐらいのカメラマンの人数と
大きなカメラを持った取材陣に囲まれながらの披露となりましたので、、、
すごく緊張しちゃいました(笑)
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭
あとで撮っていた動画を見たのですが
リズムが早いこと早いことcoldsweats01
ちょっと反省crying
と、当時動画を見た時は思いました(笑)
といっても、それがわかるのは身内だけかな?
そのような場で披露できたことだけでもよかったと思おう!!
といい聞かせてもみたり(笑)
そんなこんなで楽しめた直島での芸術祭でしたが
今年の、瀬戸内国際芸術祭のホームページを見ていると
地域文化の独自性発信の1つとして、「獅子舞」という言葉がeye
■瀬戸内国際芸術祭2016
どのように、香川県の獅子舞が芸術祭とコラボをするのかはまだわかりませんが
また今後開催される芸術祭に、再び大木獅子組もご依頼があることを願って
今年の芸術祭を見に行こうと思いますhappy01
獅子舞 直島 瀬戸内国際芸術祭

女性の振り手

写真活動の傍ら、各地の祭りへ訪れていますが、数年前から女性の担い手が増えてきているなと実感していました。

この1,2年でさらに感じてきてることは、獅子の振り手に女性が増えてきているということです。

地元の葛原でもそうですが、10年以上前までは、女性が祭りに参加することができませんでした。
担い手不足なども相まって、女性も参加できるようになり、今ではそれが当たり前となっています。

僕が太鼓打ちとして参加してた頃、当時、姉が

「なんで私も参加できないん?」

と、父親にいっていたのが思い出されます。

今でも祭りの時期になると、県外へ出ている姉は実家に帰ろうと模索するようです(笑)
生まれた息子にも、大木獅子組のTシャツを着さしたいと言っているので、それを聞いていると、よほどの祭り好きなんだなと、身内ながらあらためて思います(笑)

時代が違ってたら、姉も参加できてたんでしょうけど、たぶん姉のように祭り好きだった女性は、昔からたくさんいたように思えます。

と、話が少し逸れましたが

 

善通寺市立筆岡公民館まつり

 

2、3年前から、善通寺市の筆岡小学校で行われている「筆岡公民館まつり」へ撮影も兼ねて獅子舞を見に行っています。

昨年、見に行った時のことですが、ふと目に留まった獅子舞、、、、eye

 

辨天組獅子舞

 

この振り手はうまいなぁと、撮影そっちのけで見ていたのですが、よくよく見ると女の子sign02
男性にも負けていない振りに、男性には出せないような女性の柔らかさも醸し出している獅子舞。

いやぁ、、、正直驚きました。

これまで見てきた獅子舞とは、また違った新しい獅子舞に出会えたような衝撃でした。

今年の秋祭りの撮影に行くところは、1つもう既に決まりましたsign01

ぜひ秋祭りで獅子舞を見たいsign03

と思いましたので、予定表に記入しておかないと(笑)