新調

 

獅子頭や油単、道具の新調となると、祭りに関わる地域に住む人達にとっても大きな出来事です。

壊れたから直そう、古くなったから新しくしよう

と思っても、なかなか気軽に獅子組だけでは動けない話でもあります。

ですので、新調や大きな修理で動くとなると、その獅子組にとっても歴史的に大きな出来事の一つとなります。

まだ管理人は、大木獅子組で新調するということになった世代ではないので、未経験ではありますが、色々と活動をしていると、新調や修理の現場に居合わすこともあったり、新しくなった道具の撮影をさせてもらえたりと、新調される獅子組さんの生の声を聞けることがあります。

初めは悩みながら、職人さんと相談しながら進めていくのですが、段々と形になっていくのを目の当たりしていくと、完成までの期待の目に変わっていく姿に、ちょっと羨ましく思ったりもします(笑)

 

[ 獅子頭 ]

青木北山獅子組 [ 多度津町 ]
青木北山獅子組 [ 多度津町 ]
葛原正八幡宮 西獅子組 [ 多度津町 ]
葛原正八幡宮 西獅子組 [ 多度津町 ]
辨天組 [ 善通寺市 ]
辨天組 [ 善通寺市 ]
十五町獅子組 [ 善通寺市 ]
十五町獅子組 [ 善通寺市 ]
 

[ 油単 ]

本浦若連中 [ 坂出市 ]
本浦若連中 [ 坂出市 ]

油単の新調 – 香川県の獅子舞 –
(前回のブログ記事でも、本浦若連中さんの油単の新調を書かせてもらいました。)

 

画像の獅子頭、油単は、新調や修理で生まれ変わって、祭りでお披露目されたものです。
どれも個性が出ていて、撮影していても目立っていました。

昨年から今年にかけて、油単の構想段階から、出来上がるまでを少しだけですが、見させてもらうことができました。

以前は、獅子頭がかっこよくなくてはと思っていましたが、油単をこだわって制作するとここまでになるんだという衝撃を受けて、管理人自身も油単への思いが強くなっています(^^)

大木獅子組でもいつか新調する時は、これぞ大木獅子組というものを作ってみたいものです(^-^)

 

 

里帰りをした小さな獅子頭

 

以前のブログでも書いた、宮武の小振りな獅子頭を預かる前に、一度、善通寺市の職人さんの松下のおっちゃんのところへ持って行き、宮武の獅子頭か見てもらうことにしました。

見てもらうなか、おっちゃんの昔話で盛り上がり、おっちゃんもこの手の獅子頭を以前作っていたのか、気になったので聞いてみました

おっちゃん曰く、

「依頼があれば県や土産物屋に卸してたが、ワシのはそんなに出回ってないぞ」

ということでした。

あればぜひ欲しかったところですが、依頼をすればそこそこはするということ

お金がない

結局、宮武の獅子頭とわかって、その後預かることになったというのはブログで書いた通りです。

↓以前のブログ記事はこちら
小さな獅子頭を通して感じる歴史

 

その続きがありまして、、、

なんと、そのおっちゃんの小振りの獅子がうちにやってまいりました(笑)

 

松下の獅子頭
松下の獅子頭

 

ほんと運がよかったというか偶然というか、結果的にうちに来たことになったのですが、うちにやってきたおっちゃんの獅子頭の出処は横浜市。

まさかの関東へお嫁に行ってたみたいで、それが功を奏したのか保存状態もとてもよく、月日が経った髪の毛の変色以外は本当に綺麗でした。

里帰りを果たした獅子頭をおっちゃんに見せねばと持って行ったのですが、おっちゃんも思い出したようで、どうやら昭和時代に製作した作品だそうです。

どこへ卸してたのかも判明したのですが、残念ながらそのお店は今は閉店をしていました。
当時卸してたところは、県外の方が多く訪れる場所だったらしく、依頼があればその店へ卸してたそうです。

「そこで買った客がいて、それで県外へ行ってたのかもしれんの」

とおっちゃんが言ってたように、おそらくそのような経緯で海を渡ったのだと思います。

何かこの獅子頭の歴史に少し触れられたような気がしました

帰り際に、

「買い取るぞ?」

と、笑顔で言われましたが、丁重にお断りさせて頂きました(笑)

 

松下と宮武の獅子頭
宮武と松下の獅子頭

 

宮武、松下の獅子頭を目の前にして思うこと、、、

あと、先代が制作した丸岡があれば完璧なんだけどなぁ~~

と、思いましたが、欲を出してたら来ることはないと思うので、ここは物欲を出さないことにします(笑)

 

両方とも、思ってもみなかった経緯で来た獅子頭ですし、大事にしていかないといけないですよね

 

おっちゃんの獅子頭、香川県へお帰りなさい

 

 

 

 

小さな獅子頭を通して感じる歴史

 

最近、小さな獅子頭をうちで預かることになりました。

それは、髪の毛がとてもごわついている程、古い小さな獅子頭

触ると抜け毛も酷いということで預かることになったわけですが、髪の毛以外はとてもいい状態の獅子頭です。

このまま放置も何かかわいそうだなということで、ちょっとしたメンテナンス。

 

宮武の獅子頭
宮武の獅子頭

 

抜け毛対策をして、、、

 

宮武の獅子頭
宮武の獅子頭
宮武の獅子頭
宮武の獅子頭

 

うちに来た時よりも、凛々しい獅子頭に変わってくれました

このサイズの獅子頭は、今では手に入れるのもなかなか難しい物です。

以前に、このサイズの獅子頭が出回っていた時代があったという内容のブログを書いたことがあるのですが、こうしてその獅子頭を目の前にしていると何か職人さんの歴史に少し触れているような気がします。

↓以前のブログ記事はこちら
昔の獅子頭事情

物産品などを置いているお店などへ行けば、今も飾り用から小さなお子さんが持てるような獅子頭まで、いろんなサイズの獅子頭を手に入れることはできます。
ただ、その獅子頭と比べると、本職の職人さんが手掛けている獅子頭はさすがといべきかそのクオリティはとても凄い物です。

ただ、小さいからといって侮るなかれ

獅子舞で振っている獅子頭と製法はほぼ変わらないのもあるのですが、小さいから逆に作業がしづらくなる箇所が出てきたりと手間になる場合もあるそうです。

確かに、サイズが大きいと手を入れやすい箇所も、小さくなれば入れづらくなる、、、

職人さんから、その話を聞いたときは確かにと妙に納得したものです。

ということで、偶然にもうちにやって来た小さな獅子頭くん。
いつまで預かることになるかはわかりませんが、それまでに残りのメンテナンスを終わらして目に焼き付けておきたいと思います(笑)

最後に、この獅子頭ですが宮武の獅子頭だそうです。
特徴的に宮武だろうと思っていたのですが、宮武の獅子頭は黒のイメージが強かったので、気になって2人の職人さんに鑑定してもらったところ、宮武で間違いなさそうです。

このサイズの獅子頭は、丸岡もたまに見ることがあるので、当時の先代の職人さんたちが頑張ってきた結果、こうして今も目にすることができるのかなと思いました