ボロボロの獅子頭でも、形が残っていれば修理できると知って
ふと気になったうちで練習用に使っている獅子頭、、、
僕が、小学生になって太鼓打ちとして祭りに関わるようになってから
既にボロボロだったこの獅子頭は、
上の世代の方々でもどこで作られたのか知らないという謎の頭でした
裏を見れば、松っぽい紋が、、、
善通寺の松下??
という話を、昨年の年末にみんなと話をしていて
この際、見積もりついでに持って行っちゃおうと秋山さんの制作工房へ持って行きました
秋山さんに見てもらうと
「善通寺のおっちゃんとこっぽいよなぁ。」
「なんかすごいのが出てきたでって持って行ってるみるわ」
ということで、一時秋山さんのところに預け
その後の連絡で、思わず興奮してしまった驚きの事実を聞くことに
秋山さんが、善通寺の松下で見せたところ
「わしのじいちゃんが作ったやつやわ」
そうボロボロの獅子頭は、
丸岡の獅子頭を使っている大木獅子組では珍しく
まさかの善通寺の松下で作られた獅子頭
しかも先代が制作したという年季もの
松下のおっちゃんとして親しまれている方も
けっこうなお年の方ですので、、、
じいちゃんのじいちゃんが作ったということ
いったいどれだけ古い獅子頭なんだ
松下のおっちゃんが知っている限りでは
善通寺に同じ型が1つあるということでしたので
今回で、なんと2つ目が出てきたということなんです。
なんだか凄い話になってきました(笑)
秋山さんがいうには
昔の獅子頭にしては、口元の厚みが薄く
昔と現在の獅子頭が融合したような感じの獅子頭で、元はかっこよかっただろう
ということです
しかも直すことも可能だそうだ
そんなことを聞くと、、、
これはぜひ復活させたい
歴史的にも価値があるものを残せるなら、是が非でも残したいところです
年数がかかっても、少しずつみんなで出し合って直すことも可能だと思うし、、、
今の現役世代が生まれる前から練習用に成り下っていた獅子頭の復活計画、
どうでしょうか
ちなみに、、、
この頭用の目ではないので合ってはいませんが
試しに目を当て込むとこんな感じになりましたw
これでも少し復活した感じに見えるのが
不思議な感じです(笑)