丸岡の讃岐獅子頭

 

大木獅子組の獅子頭は、丸岡の獅子頭を古くから使用しています。

現在使用している獅子頭を購入したのは、10年以上前。

ずいぶんと前のお話ですので、直接購入する場を見たわけでもなく、僕にとっては、丸岡さんの場所はいったいどこで、どういうところなのかずっと謎でした。

 

そして、とうとう獅子頭を制作しているお宅へ行ってきました
案内された部屋では、いくつかの獅子頭が。

 

丸岡獅子頭

 

どれも修理や、納品前の物だったり
獅子好きにとってはたまらない空間でした

ちょうど入れ違いで、修理依頼で来てたお客さんもいたそうです。
あとで聞いてみるとなんと愛媛から来たとか。

香川県だけではなく、お隣りの県まで伝わっているなんて驚きました。

対応してくれたおばあちゃんから、色々とお話を聞くことができたのですが
おばあちゃんも、お嫁に来てからずっと獅子頭制作のお手伝いをしてたそうです。

愛媛県だけではなく、宮城県にも獅子頭が伝わっていたり
丸岡の獅子頭がいろんな県に伝わっているということも聞かせてくれました。

ただ、明治時代から続いている獅子頭制作も途絶えてた時期があったそうです。

それは戦時中。

香川県の獅子舞文化も、時代の波に呑まれた時期があったなんて、、、

戦後、再び制作を始めた頃、もしかしたら獅子組も激減してたかもしれませんよね。

そこからまた復活したり、立ち上げたり、現在の獅子組数になっているのだと思うと、香川県の獅子舞文化もそうですが、職人さんが頑張り続けたことも大きな要因なのかなとも思いました。

部屋には、おばあちゃんが若かった頃の先代と一緒に仕事をしている姿の写真がありました。

 

丸岡獅子頭

 

話を聞きながら、その写真も見ていたのですが
丸岡さんの歴史の凄さを知ったひと時だったかもしれません。
突然の訪問ではあったんですけど、今回行ってよかったです

香川県の獅子舞文化はほんとうに面白いです

 

 

南獅子組に残っていた古い獅子頭

今月、葛原正八幡神社で行われた「とんど焼き」に行ってた時の事、、、

とんど焼きが終わり、片づけから終わって戻ってきた葛原のお仲間から

「凄いのを見つけた!」

と見せられたとある写メeye

 

南獅子組の古い獅子頭

 

かなり年期の入った埃まみれの獅子頭。

「ん?これは見たことあるぞ」

と、マジマジと見ていると、、、

これは同じ葛原の北獅子組さんで使われている角獅子とよく似てる!

急いで見つけたといわれる、南獅子組さんの蔵へ行ってみると、少し小振りながらも、あの角獅子と似てる獅子頭が目の前に!

 

南獅子組の古い獅子頭

 

しかも、見せてくれた南獅子組の子もこれは初めて見たと興奮気味w

この顔つきの獅子頭は、僕が知っている限りでは、大木獅子組と同じ葛原正八幡神社の北獅子組さん。

 

葛原正八幡神社 北獅子組 角獅子

 

昨年、偶然にもお世話になっている職人さんの所で出会った、善通寺市の吉原十五町獅子組さんの角獅子。

 

吉原十五町獅子組

 

この2組の獅子組さんでは、今回見つけた獅子頭と似たような角獅子が使われています。

善通寺市にも、北獅子組で使われている角獅子があると知った時は、他にもあるんだと大興奮しました(笑)以前のブログで、少しばかり書かしてもらってますhappy01

https://sanuki-shishimai.info/blog/2015/05/21/post_192/

また善通寺市のサイトにも紹介されていますので
貼り付けておきますup

http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/site/zentsujitoday/jyuugotyou20141125.html

 

吉原十五町獅子組さんは、以前から使われていた角獅子を元に、昨年新調されたそうです。

持ち手にはどこで制作されたかわかるような焼印や彫りもなく、吉原十五町獅子組さんからも、いつから使われている獅子頭かわからないと聞いていると、以前、工房へお邪魔した時に職人さんから聞きました。

出所がわからない謎の獅子頭。

そして今回出てきた獅子頭も、持ち手には焼印も彫りもなく、北獅子組さん、吉原十五町獅子組さんとが持っている角獅子と同じような特徴を持っていました。

東讃でよく見られる、宮武系の獅子頭の特徴を持っているわけでもないし、中・西讃の松下、丸岡系なら、焼印や彫りが必ずあるはずだし、、、
まったくもって謎の獅子頭です。

北獅子組さんのところには、いつから角獅子があるのか聞いたことがありませんので、仮に同じようにいつからかわからないということであればさらに謎は深まるばかり。。。

香川県内の獅子舞や、祭り関連にも精通している水野先生に今回の写真を見てもらったのですが、昔から調べられている方でも、見た事がないというご意見でした。

ただ、、、

「丸亀で作られた獅子頭は顎が長いんじゃ」

と、昔じいちゃん連中から聞かされたことがあったんだけど、今回見せてもらった写真の獅子頭は面長の獅子頭だから、顎が長い獅子頭とあてはめると、もしかしたらこの獅子頭のことを言っているかもしれないね。

という、ご意見を頂きました。

丸亀にも、職人さんがいたという話は聞いたことがあったのですが、そこで制作された獅子頭を見たこともないですし、お店が残っているわけでもありません。

むしろ獅子頭自体、現存しているのかどうか、、、というぐらいですので、丸亀の職人さんというのも今となっては謎。

それが、水野先生のお話の中で丸亀で作られた獅子頭という言葉が出てきた時は

何か遥か昔の歴史を紐解いているようで、聞いているだけでもワクワクするようなお話でしたhappy01

結局は謎のままなのですが、遥か昔に丸亀市にいたといわれる職人さんの手によって生み出されたというのも、候補の1つなのかなと思っても見たり。

いつかは、その謎にも近づければなぁと密かに思い中です(笑)

今回出てきた獅子頭を含め、北獅子組さん、吉原十五町獅子組さんのお持ちの獅子頭は。顔つきは一緒なのですが、渦が若干違ってたり、角の部分の違いがあったりします。

南獅子組さんにある今回の獅子頭は、他の2組に比べたら小振りで角もありませんが、眉の辺りにある渦の数が多いという特徴を持っていました。

各組とも顔は似ていても、それぞれに特徴を持っていますので、現存している数少ない貴重な獅子頭かもしれませんよねconfident

猫獅子完成!【 讃岐獅子頭】

以前、「工房蓮心」へお邪魔した時に制作を目にした渦の入った猫獅子が
ここ数ヶ月で着々と完成へ向けて進んでいってました。
猫獅子制作中【讃岐獅子頭】
僕は、完成へと近づいていく姿に大興奮(笑)
大木獅子組にも、猫獅子はあるので
小さな頃から大好きな獅子ではあったのですが
これまで渦の入った猫獅子は見たことがありませんでした。
ですので、いったいどんな姿になっていくのだろうと
見る度に妄想が膨らんでいきました(笑)
丸岡系の獅子頭にも、渦の入った猫獅子はあったそうです。
ただ写真活動をしていて、まだ出会っていないということは
それほど数は出ていないのかなと思われます。
しかも今回は、松下系の獅子頭。
まだ和紙を張り合わせたことがないままに眠っていた型で
その型が、初めて世に出るということで
こうして見れることに本当に嬉しく思いました。
そして、その獅子頭もとうとう完成。
猫獅子
細かなところで、蓮心さんのこだわりも見えます。
大木にも渦の入った猫獅子いいと思うんだけどなぁ。。。
など思いながら、完成した獅子頭にずっと見とれてました(笑)
猫獅子
今回、制作された猫獅子は
さぬき市造田神社の白羽獅子組さんのもとへと旅立つそうです。
舞う姿を撮影したいなぁ。。。
日程調整をしていかないと(笑)